神奈川県鎌倉市由比ガ浜から長谷にかけての海岸「由比ヶ浜海岸」。住所表記は「ガ」ですが、海岸名の表記は「ヶ」なんですよね。なんでだろう?
その由比ヶ浜海岸で5日赤潮が押し寄せ、TVやネットのニュースで流れていました。
「鎌倉の由比ケ浜、帯状に広がる赤潮 プランクトン繁殖」(朝日新聞DIGITAL)
赤潮は富栄養化や水温の上昇によって発生するようですが、今回は水温の上昇なんでしょうかね。これだけの赤潮って珍しく、ひょっとしたら夜光虫(ヤコウチュウ)が見られるかなと深夜に写真を撮りにいってみました。
随分前にも一度、腰越漁港辺りで波の刺激でうっすら青くなる海を見たことがあって、いつかは写真に撮りたいなーと思っていたんですよね。
海岸にたどり着くと、、、、、
正直、何が起きているのか目を疑いました。薄っすらどころではなくて、押し寄せる波で青々と帯ができています。まるで夜空のオーロラを見てるようです。感動です!
半分になっているお月様が、明るく照らして水面に白く反射しているのですが、それに負けないくらい青い水面が見えました。
北斗七星が浮かび上がる夜空と青い海というのは不思議な感じです。北斗七星は写真ではあまり写ってないですね。筋になっているのは流れ星!ではなくて、残念ながら飛行機です。(笑)
稲村ヶ崎方面ですが、国道134号線沿いの明かりと不思議な海。ちなみに稲村ヶ崎も住所表記は稲村ガ崎なんですよね。なんでだろう?
写真撮り放題!あちこちで三脚を立ててるカメラマンはもちろん、カップルや家族連れもデジカメやスマホを向けて写真を撮っていました。
中には海に入って一人鑑賞する猛者も。足元も青くなっていて夜光虫とお友達になれそうですね。
月の入りと青い海が撮れないかと、角度的に良さそうな滑川の反対側、材木座海岸に移動。由比ヶ浜海岸は人も多かったのですが、滑川付近の材木座海岸はほとんど人がいませんでした。
波がない瞬間は普通の黒い海。これが青くなるって本当に不思議。
そして、月の入りと一緒に光る青いオーロラの海。
これだけ夜光虫で光る海が見られたのは生まれて初めて。今回はゴールデンウイーク中だったので、のんびり砂浜を散歩しながら鑑賞するのにはタイミングもバッチリでした。
6日の夜も再び見に行ってみたのですが、一か所うっすらと青くなる所があった以外はほとんど普通の黒い海と白い波となっていました。天気や風向きにもよるのでしょうが、二日と持たない青いオーロラの海は、本当に見る価値ある夜景でした!
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