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山寺は冬の雪景色が最高!でも足元には気を付けよう!

冬の山寺の雪景色に映える仁王門。青い空と白い雲、雲が続いたような雪景色の白に山門と岩肌が金色で爽やかに見える。 旅・風景

山寺とは

山寺(立石寺)開北霊窟山門

松尾芭蕉の「奥の細道」の名句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で有名な、山形県山形市にある天台宗のお寺「宝珠山 立石寺(りっしゃくじ)」のことです。叡山延暦寺の別院として慈覚大師円仁によって開山。

アクセス

・JR仙山線 山寺駅より徒歩約7分
・山形北ICより自動車約20分
・山形駅より自動車約30分、仙山線約20分
・仙台駅より自動車約90分、仙山線約60分

夏の山寺はどんな所?

山寺(立石寺)2

山腹にある「仁王門」。
山門から奥の院まで行くには、約1,000段の石段をひたすら上ります。のんびり上って30分~40分、暑い暑い夏に上ると芭蕉の句の良さが実感できますが、汗だくになるので水分必須です!

山寺(立石寺)納経堂

山寺の中で一番古い建物、写経を納める「納経堂」。
山寺というだけあって、上からの眺望はとても良い。

山寺(立石寺)奥の院

一番奥にあるから「奥の院」。
ここが参道の終点です。汗だくです。。。階段を子供が元気に駆け上がっていました。

山寺(立石寺)五大堂の眺望

「五大堂」からの景色は絶景。
苦労して延々と石段を上る価値がありました。さっきまでの汗だくを癒すかのように風が心地よい。

冬の山寺はどんな所?

JR仙山線山寺駅

JR仙北線の山寺駅。
夏場は車で行くのですが、雪が深いので仙台から仙山線に揺られること約1時間。夏の賑わいとは打ってかわって山寺周辺は人もまばらでシーンとしています。

山寺ホテル

平成19年に閉館した唐破風造の玄関が設けられている旧山寺ホテル。登録有形文化財に指定されていて、現在は「やまがたレトロ館」になっています。

山寺に向かって歩いていると、途中のお店の方が雪かきをしており。「こんな雪深くても山寺は上まで行けますか?」と尋ねると、笑顔いっぱいで「凍ってる時は危ないけど、昨晩雪が降ったばかりだから、ふかふかで上りやすいわよ」と教えてくれました。ありがとう!

冬の山寺(立石寺)開北霊窟山門

「開北霊窟」の扁額が掲げられている山門。
雪深い佇まいは夏場と全然違って赴きも深い。早朝人がいない時間は、入山料300円を自ら箱に入れて支払います。(私が訪れた時は2月の土曜日の8:30)尚、冬場はここから先はお手洗いがないので要注意!

冬の山寺(立石寺)参道

この日は膝くらいまでの雪でしたが、お店の方が言うようにフカフカの雪。階段自体は雪で埋まっているので足元の踏み込んだ雪が階段代わり、自分の歩幅が階段になるので、それほど上りにくくはないです。

冬の山寺(立石寺)2

雲間から顔覗かせる青空と白い雲と雪、岩肌に日が差して気持ちも清々しくなります。

冬の山寺(立石寺)仁王門

少し急な階段の向こうには仁王門が見えます。上りにくいですが、手すりなどに掴まるほどではありません。ただ、このままだと下りは怖そう。夏の景色とは全く違う別世界。

冬の山寺(立石寺)奥の院

ようやく一番上「奥の院」にたどり着きました。深すぎる雪景色。上の夏場の写真と同じ場所とは思えないですよね。さすがに子供は階段を駆け上がってはいませんでした。

冬の山寺(立石寺)雪かき

9:00を過ぎるとお寺の方が雪かきを始めていました。雪が降るたびに行っているんでしょうが、参拝者にとっては有り難いことです。

冬の山寺(立石寺)五大堂からの眺望

「五大堂」から眺める景色は冬も絶景!
この日は、まだ誰も足を踏み入れていなかったので一番乗りでした。ただ、ここまで来るまでに降った雪が壁のようになっている箇所があり、壁を崩してと少し大変でしたが、冬もまた苦労して来た甲斐がありました!

冬の山寺(立石寺)五大堂の眺望3

冬の山寺の注意点等

・早朝山門に人がいない場合には、入山料300円、現在は500円は自分で箱に入れる。
・冬場は山門から上はお手洗い閉まっているので、済ませてから上る。
・新雪の場合はフカフカなので、それほど危ないと思うことはないですが、残雪が凍結している場合は、かなり危ないと思います。
・真冬でも延々と階段を上ると、かなり汗だくになりますので飲み物や汗を拭くタオルなどはあった方が良いでしょう。
・日中は、お寺の方が除雪をしているので階段も下のように歩きやすくはなりますが、足元にはかなり注意が必要。(下の写真)
・時折、木々から雪が落ちてくるので、頭上にも要注意。(下の写真)
・山門から奥の院まで、夏場は30分~40分くらいですが、雪が深いと60分くらいは見ておいた方が良いと思います。

・靴について、私は雪国育ちではないので、さすがに冬の雪がある山寺1,000段の階段を上るのには不安がありましたので、レイン&スノーブーツ靴底用滑り止めスパイクを購入して行きました。登山用のストックがあれば盤石でしょうが、なくても大丈夫でした。

※スパイクは着脱可能なものに限ります。五大堂など木製の御堂では、必ずスパイク等は外すルールになっています。(傷つけてしまいますから当然ですよね)

冬の山寺(立石寺)参道2

本格手打そば・ぼたもち美登屋

美登屋

山寺は冬に訪れるのは初めてですが、夏場は何度も訪れたことがあり、その度に寄ってしまう「本格手打そば・ぼたもち美登屋」さん。早朝から絶景を眺めたあとは美味しいものでゆっくりと。※営業日、営業時間等は要確認

美登屋さんの「板そば」と「ずんだ」

山形名物の板そばにずんだ餅の最強コンビを頂きました。

美登屋トマトのレモン煮

ちなみに夏は、サイダー甘く煮たトマトが浮かんだ「とまとレモン煮」が楽しめます。夏にぴったりの爽やかな美味しさです。

まとめ

冬の山寺(立石寺)山寺駅からの眺望

冬の雪景色の山寺は、夏場しか知らない方にも、一度も訪れたことがない方にもおすすめできる絶景です!但し、約1,000段の階段を延々上るので、足元には十分注意が必要です。

凍結しているとホント危ないと思いますので、雪が降った直後の晴天の午前中が空も青く一番良いと思います。

山寺は夏はもちろん、冬もとっても素敵な絶景が楽しめる場所でした。

【2015年2月1日訪問】

コメント

  1. 田中丸家御一同様 より:

    すみません、私の言った冬の山寺そのままの風景だったものでツイッターに使わせていただきました。とっても寒い中に登るっていうのも私も良いと思いました。
    https://twitter.com/ZDCMtL5st1J5O2c/status/1486005549347090441

    • 櫻雷 一新 より:

      ご連絡ありがとうございます。
      山寺は蝉の響く夏も良いですが、雪景色の冬も全く別の場所のように素敵ですよね。