池島炭鉱 九州最後の炭鉱

池島炭鉱とは
長崎県西彼杵半島(にしそのぎはんとう)の沖合7㎞に浮かぶ、周囲約4㎞の「池島」にあった九州最後の炭鉱。
三井松島産業の子会社である松島炭鉱が1952年(昭和27年)に開発に着手、1959年(昭和34年)から営業出炭を開始し、2001年11月29日の閉山まで採掘が行われていました。
池島の人口はピーク時の1970年(昭和45年)には7,776人、2001年の閉山時には約2,700人、2016年現在では実質120人程度まで過疎化が進み、島全体が廃墟となりつつある。
2005年の市町村合併までは外海町でしたが、現在は長崎市池島町となっています。
池島へアクセスは船で3つの行き方(フェリーは車の乗船可) 2024.10現在
神浦(こうのうら)港(長崎市神浦江川町)
・進栄丸 15分(370円/160円)1日4往復
※乗客定員12名。運休日は、毎週日曜日、8月13日~8月15日、12月31日~1月3日)が1日4往復運行
・フェリー 約26分(470円/240円)1日2往復
瀬戸港(西海市)
・フェリー 約28分(500円/250円)1日5往復
佐世保港(佐世保市)
・高速船 約59分(2,090円/1,050円)
※毎週火曜日、金曜日のみ運行
どんな所か?
長崎県の廃墟島というと「軍艦島」が圧倒的に有名ですが、池島は現在も住民がいるので、立ち入り禁止の場所を除き自由に廃墟を見て回れる島となっています。
また、ガイドとめぐる長崎のまち歩きツアー「長崎さるく」の「池島炭鉱さるく」現:「池島炭鉱体験」から事前に申し込むと、ガイドによる「坑内体験コース(午前・午後選択可)」又は「午前の坑内体験コース+オプションとして徒歩による池島島内見学コース(午後)」も楽しむことができます。(ともに有料)
※坑内といっても地下に潜るのではなく、水平坑道です。
私は宿泊はしていませんが、宿泊可能施設は市営の「池島中央会館」で素泊まりのみ(近くの食堂利用や自炊可)。
私は、実際に坑内が体験できるということと、ガイド付きで散策できるということで、「午前の坑内体験コース」+「池島島内見学コース」(合計3,120円+島内移動のバス代100円)現:「午後コース+オプション」(3,170円)に申し込んで行ってきました。
ちなみに、午前の部の申し込みをした人は炭鉱弁当(900円、お茶付)を申し込むこともできますが、私が訪れた日は炭鉱弁当はお休みで、事前にコンビニで買ったおにぎり等をお昼ご飯として持参しました。

利用した港は瀬戸港。
当初は神浦港を利用しようと思っていたのですが、旅客船(進栄丸)は波があると欠航になりやすいのと、コースの時間に合わせやすい瀬戸港にしました。
車は上限600円の市営駐車場にとめました。(写真奥が北になりますが、少し進んだ右側にあります)
白い小さな建物がフェリーターミナルですが、乗船券売り場は20分前に開くとのことで早めにつくとシーンとしていて、フェリーが停泊していなければ不安になるような場所です。
15分前くらいにようやく窓口が開いて買えました。
【2016年12月12日訪問】
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