古都鎌倉を擁する神奈川県。桜の見所、名所としては数々ありますが、実は一本桜の古木というのはそんなにないんですよね。鎌倉幕府の歴史という重みを感じるとたくさんあっても良さそうな気もしますが。
その神奈川県が誇る一本桜として有名なのが、小田原市入生田にある「長興山紹太寺のしだれ桜」。
ところで「入生田」って読めます??
私は最初読めませんでした。箱根登山鉄道の駅は「いりうだ」で、近くの箱根登山バスや伊豆箱根バスの停留所の読み方は「いりゅうだ」と読みます。
ちなみに住所としては「いりゅうだ」に軍配が上がります。(笑)
面白い地名ですよね。昔々は入り江だったとか、谷に入り込むように水田が広がっていたからとか所説あるようです。
そんな「入生田(いりうだ)駅」から徒歩で約20分、結構な坂道を堪能した先にしだれ桜は咲いています。
樹齢約340年、江戸時代に小田原城主だった稲葉正則氏が菩提寺の紹太寺を建立したさいに植えたものと伝えられています。
見る角度によって迫力が全然違いますよね。正面から見ると、鳥が羽を広げ飛び立ちそうです。
下から煽るとやっぱりしだれ桜って迫力あります。
一番オーソドックスなこのアングル、仮眠をとる丹頂の姿のようにも見えます。この桜、全体の形としては一方向に大きく伸びているのが特徴的で、見栄えするしだれ桜です。
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