出雲大社って何て読むかわかります?
普通「いづもたいしゃ/いずもたいしゃ」じゃないの?って思いますよね。正式名称は「いづもおおやしろ/いずもおおやしろ(いづもおほやしろ)」です。HPも「http://www.izumooyashiro.or.jp/」になっています。
知ってました?
私は知りませんでした。。。。(笑)
神楽殿にある日本最大級(長さ13・5メートル、太さは最大8メートル、重さ4・4トン)の注連縄(しめなわ)と日本一の国旗がたなびく。
ちなみに、大注連縄で有名な神社は福岡県福津市にある、落ち行く夕日で有名な「宮地嶽神社」(長さ11メートル、重さ3トン)と茨城県笠間市にある「常陸国出雲大社」(長さ16メートル、重さ6トン)です。
常陸国出雲大社は平成にできた新しい神社ですが、こちらは「いずもおおやしろ」ではなく「いずもたいしゃ」なんですね。
調べてみると宮地嶽神社が日本一の注連縄を謳っていますが、常陸国出雲大社が日本一なのでは?どうなんでしょうね?
注連縄は「左本右末」という、多くの注連縄の向きとは逆になっていますが、これは通常の右上位というのが出雲大社では左上位(神様から見て右側とも)になっているから。
天照大神(あまてらすおおみかみ)に敗れた大国主命(おおくにぬしのみこと)の霊を封じ込めるために存在するのが出雲大社で結界としての注連縄が逆向きになっている、なんて説もあるようですね。
ただ、出雲大社だけが逆向きなら、もっともそうな感じがしますが、大神神社、津島神社、熊野大社、大山祇神社、宇佐神宮なども注連縄の向きは逆なので信憑性は低そうです。
境内には因幡の素兎にちなんで、兎さんがあちこちにいて可愛いです。
私が訪れた時は「神在月」だったので、全国の神様のお宿となる社、十九社(東西にあります)、に神様がお泊り中でした。時折白い布がユラユラと揺れたりして、本当に神様がいらっしゃるんだなと思いを馳せます。ちゃんとご飯もお供えされておりました。
そして「八雲の滝」。出雲大社の裏にある山「八雲山」から流れ出るこの滝は穢れを落とす神聖な場所。周辺のお蕎麦屋さんに入った時に場所を訪ねたのですが、お店の人は全員知らなくてあれこれ調べて訪れました。地元でもかなりマイナーなようです。
赤い矢印の方向に歩いて行きます。
三歳社方面にテクテクと歩きます。
すぐに「八雲の瀧 右」の石碑があるので、右に入ります。
進んで行くと再び「八雲の滝 右」の石碑があるので、右に入り道なりに進みます。
獣道のような所を進んでいくのですが、「本当にここか?」と一瞬心配になりましたが、鳥居が迎えてくれて不安は解消。そのまま登っていきます。
見えてきました!滝から一筋で流れているように見えます。
到着です!
出雲大社神楽殿から歩いて15分~20分くらいです。距離は短いですが、足場は少し悪いのでヒールの高い靴などは避けた方が無難です。
右側には祠がありました。
日差しの中でうっすらと小さい虹がかかってます。とっても清々しくて、気持ち良い。
八雲の滝は、穢れを落とすための滝であり、修行を行う為の滝でもあります。
6月30日と12月31日の大祓の儀式の際には、出雲大社の神職にある者は、この滝で必ず穢れを洗い流し身を清めてから儀式を執り行うそうです。
出雲大社の歴史とともに人々の穢れを洗い流してきた八雲の滝ですが、八雲山は元々禁足地であり、狭く足場も悪いので、大々的にHPや観光ガイドで紹介などはしていないようです。
なので、お蕎麦屋さんでお店の人が全員知らなかったのも頷けます。
この滝自体は立ち入り禁止ではありませんので自由に訪れることができますが、神聖な場所なので勝手に「行」を行ったりしてはダメですよ。
八雲の滝はとっても不思議な力を感じる場所、そんなに有名ではないですが出雲大社の隠れたパワースポットだと思いますので、出雲大社に行かれた際には、絶対行ってみることをおすすめします!
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