池島(いけしま)とは?長崎に残る九州最後の炭鉱の島

池島炭鉱
長崎県の西彼杵半島(にしそのぎはんとう)の沖合7㎞に浮かぶ、周囲約4㎞の「池島」は、かつて「池島炭鉱」で栄えた島です。
池島炭鉱は、三井松島産業の子会社である松島炭鉱が1952年(昭和27年)に開発に着手、1959年(昭和34年)から営業出炭を開始し、2001年11月29日の閉山まで採掘が行われ、九州最後の炭鉱です。
炭鉱閉山後の施設や炭鉱住宅が残ることから、池島は「廃墟島」として紹介されることもありますが、現在も住民が暮らす有人島です。
池島の人口はピーク時の1970年(昭和45年)には7,776人、2001年の閉山時には約2,700人、2016年に120人、2025年には97人まで過疎化が進み、島全体の廃墟化が現在進行形で進みつつある。
2005年の市町村合併までは外海町でしたが、現在は長崎市池島町となっています。
長崎の炭鉱島といえば、世界文化遺産にも関係する端島(はしま)、いわゆる軍艦島が有名です。
しかし池島は、軍艦島とは少し違う魅力があります。
軍艦島が「上陸して決められた見学ルートから眺める島」だとすれば、池島は、船で渡り、港に降り立ち、炭鉱施設や団地跡を見ながら歩き、さらに坑内体験までできる炭鉱島です。
※ツアーでないと入れない施設があります
ただし、池島は完全な無人島でも、観光用に整備されたテーマパークでもありません。
今も人が暮らす生活の場であり、同時に、炭鉱が閉山した後の時間が静かに流れ続けている島です。
だからこそ、池島には独特の空気があります。
池島へアクセスは船で3つの行き方(フェリーは車の乗船可) 2025年3月現在
神浦(こうのうら)港(長崎市神浦江川町)
・進栄丸 15分(370円/160円)1日4往復
※乗客定員12名。運休日は、毎週日曜日、8月13日~8月15日、12月31日~1月3日)が1日4往復運行
・フェリー 約26分(470円/240円)1日2往復
瀬戸港(西海市)
・フェリー 約28分(500円/250円)1日5往復
佐世保港(佐世保市)
・高速船 約59分(2,090円/1,050円)
※毎週火曜日、金曜日のみ運行
池島はどんな島?軍艦島との違いと見どころ
長崎県の廃墟島というと「軍艦島」が圧倒的に有名ですが、池島は現在も住民がいるので、立ち入り禁止の場所を除き自由に廃墟を見て回れる島となっています。
また、ガイドとめぐる長崎のまち歩きツアー「長崎さるく」の「池島炭鉱さるく」現:「池島炭鉱体験」から事前に申し込むと、ガイドによる「坑内体験コース(午前・午後選択可)」又は「午前の坑内体験コース+オプションとして徒歩による池島島内見学コース(午後)」も楽しむことができます。(ともに有料)
※坑内といっても地下に潜るのではなく、水平坑道です。
私は宿泊はしていませんが、宿泊可能施設は市営の「池島中央会館」で素泊まりのみ(近くの食堂「かあちゃんの店」や自炊可)※食堂は2023年3月末閉店
私は、実際に坑内が体験できるということと、ガイド付きで散策できるということで、「午前の坑内体験コース」+「池島島内見学コース」(合計3,120円+島内移動のバス代100円)現:「午後コース+オプション」(3,170円)に申し込んで行ってきました。
ちなみに、午前の部の申し込みをした人は炭鉱弁当(900円、お茶付)を申し込むこともできますが、私が訪れた日は炭鉱弁当はお休みで、事前にコンビニで買ったおにぎり等をお昼ご飯として持参しました。
※運航時刻・料金・休航日・ツアー内容は変更される場合があります。訪問前に必ず公式情報をご確認ください。

私が利用した港は瀬戸港。
当初は神浦港を利用しようと思っていたのですが、旅客船(進栄丸)は波があると欠航になりやすいのと、コースの時間に合わせやすい瀬戸港にしました。
車は上限600円の市営駐車場にとめました。(写真奥が北になりますが、少し進んだ右側にあります)
白い小さな建物がフェリーターミナルですが、乗船券売り場は20分前に開くとのことで早めにつくとシーンとしていて、フェリーが停泊していなければ不安になるような場所です。
15分前くらいにようやく窓口が開いて買えました。
【2016年12月12日訪問】




