金谷城山桜|島根・益田の入船山城跡に咲く樹齢600年の一本桜

島根県益田市の金谷城山桜。丘の上に立つ樹齢約600年のエドヒガンが、苔むした太い幹から大きく枝を広げ、淡紅色の花を咲かせている。

島根県益田市美都町の山あいに、樹齢約600年と伝わる一本桜があります。
その名は「金谷城山桜」。かつての山城跡に根を張るエドヒガンの巨木です。

金谷城山桜 基本情報

項目
内容
名称
金谷城山桜(かねだにじょうざんざくら)
/県指定名称:金谷の城山桜
桜の種類
エドヒガン
推定樹齢
600年
オススメ度(5段階)
★★★★
一言
山城跡に根を張り、山里を見渡すエドヒガンの巨桜。
例年の見頃
3月下旬~4月上旬
撮影日
2023年3月下旬
所在地
島根県益田市美都町山本金谷(入船山城跡)
アクセス
中国道
 戸河内ICから約70分
駐車場/トイレ
駐車場有・トイレ無
その他・ライトアップ:有
 時間:18:30頃~20:30(日没に合わせて)
・県指定天然記念物
参考URL
 しまね観光ナビ / 美都町特産観光協会

山里の丘に見えてきた一本桜

島根県益田市の金谷城山桜。道沿いの案内板越しに、山の斜面に立つ一本桜を望む。

道沿いの案内板の向こう、山の斜面を見上げると、木々の間から淡い桜色がのぞいていて、遠くからでもその大きさがわかる一本桜です。

島根県益田市の金谷城山桜。杉林に囲まれた丘の上に淡紅色の花を広げ、斜面の中腹には古い民家が佇む。

山の中腹には古い民家があり、そのさらに上に金谷城山桜が立っています。
この建物は朽ち始めているように見えますが、現在は人が住んでいないのでしょうか。

周囲の杉林や山里の風景とともに眺めると、丘の上に桜がぽつんと浮かび上がっているように見えました。山の主のような存在感がありますよね。

島根県益田市、金谷城山桜の駐車場へ続く坂道。道沿いにはソメイヨシノが咲き、右手の坂を上ると駐車場に到着する。

右手に上っていく細い道が駐車場へ向かう道。あちこちソメイヨシノも咲いていました。

車を停めてからは、歩いて桜を目指します。

島根県益田市の金谷城山桜。駐車場から続く坂道の先に、淡紅色の花を広げる樹齢約600年の巨桜が見える。

のんびり遊歩道を進むと、坂の上に金谷城山桜が姿を現します。遠くから見えていた桜が、少しずつ大きくなってくるのに比例して胸も高鳴ります。駐車場から歩いて数分です。

入船山城跡に根を張る樹齢600年の巨桜

島根県益田市の金谷城山桜。遊歩道の途中から見上げた巨桜は、太い幹から大枝を四方に伸ばし、淡紅色の花をいっぱいに咲かせている。

遊歩道の途中から見上げると、太い幹から四方に伸びる枝が目に入ります。
金谷城山桜は、推定樹齢約600年、根元周囲7.15m、樹高約15mというエドヒガンの巨木。

島根県益田市の金谷城山桜。木製の手すりと階段がある遊歩道の先に、淡紅色の花で覆われた巨桜が大きく枝を広げている。

階段の先には、淡紅色の花をいっぱいに広げた桜。ここまで来ると、枝の広がりだけでなく、長い歳月を重ねた苔むした幹の姿もよくわかります。しばし目の前のベンチに座って桜を楽しみました。

島根県益田市の金谷城山桜。丘の上に立つ樹齢約600年のエドヒガンが、苔むした太い幹から大きく枝を広げ、淡紅色の花を咲かせている。

この桜が立つのは、室町時代に澄川氏が築いた入船山城の出丸にあたると伝わる場所。澄川氏が金谷の地に移り住んだ際に植えられたとされています。

長い年月の間には雪害で大きな被害を受けたこともあり、樹木の治療や地域の人々による保護活動が続けられてきました。

山あいの集落から見上げる姿と、近くで見る力強い幹や枝ぶり。
遠くから眺めるだけではわからない、金谷城山桜のもう一つの姿です。

山奥を訪ねる価値があった一本桜です。

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