貝原のしだれ桜|奈良・下市町の白壁の蔵に寄りそう春の風景

貝原のしだれ桜が左右に枝を大きく伸ばし、白壁の蔵と石垣沿いの坂道を彩る春の風景

奈良県吉野郡下市町の貝原集落。山あいの小さな集落に、白壁の蔵を包み込むように枝を広げるしだれ桜があります。

白壁の蔵、ゆるやかに曲がる坂道、背後に連なる山々。桜だけではなく、そこにある風景すべてがひとつになった、どこか懐かしさを感じさせる場所です。

貝原のしだれ桜 基本情報

項目
内容
名称
貝原のしだれ桜(かいばらのしだれ桜)/貝原の桜/福西邸のしだれ桜
桜の種類
シダレザクラ
推定樹齢
不明
オススメ度(5段階)
★★★
一言
白壁の蔵と坂道を包み込む、山里の2本のしだれ桜。
例年の見頃
4月上旬~4月中旬
撮影日
初回訪問 2007年3月中旬
最新訪問 2010年4月上旬
所在地
奈良県吉野郡下市町貝原(善徳寺付近)
アクセス
京奈和道
・五條北ICから約35分
駐車場/トイレ
駐車場有(善徳寺)・トイレ無
その他・ライトアップ:無
・個人所有の桜です。マナーを守って鑑賞しましょう。
参考URL
 下市町公式・自然に囲まれて

貝原のしだれ桜との出会い

初めて又兵衛桜を一人でのんびり撮影していた時、偶然隣にいた方と話をするようになりました。その方は地元の奈良県の方で、近隣の風景を撮り歩いているとのこと。

その方が「下市の貝原という所に蔵と一緒に撮れるしだれ桜が素敵でね」と教えてくれました。詳しい場所を聞いて向かったのが貝原のしだれ桜でした。

奈良県下市町の貝原のしだれ桜が、白壁と瓦屋根の民家を覆うように枝を広げる風景

山の斜面に民家やお寺の点在する集落に桜はいました。
2本の桜が道を挟むように大きく枝を伸ばし、お互いにお辞儀をしているように見えました。どこか日本の原風景を思わせる雰囲気です。

貝原のしだれ桜が左右に枝を大きく伸ばし、白壁の民家と石垣沿いの坂道を彩る春の風景
貝原のしだれ桜の太い幹と淡い桜色の花房、背後に見える白壁と瓦屋根の民家

細い坂道が桜の下を曲がりながら続いています。背後に見える白壁と瓦屋根の蔵も、この風景には欠かせない存在。
※上記の写真は全てフィルムでの撮影

青空の下、貝原のしだれ桜が坂道の両側に大きく枝を広げる山里の風景

春の日差しを受ける山村のしだれ桜。
人の気配もなく静かな春を楽しめました。

貝原のしだれ桜を見上げた構図で捉えた、苔むした太い枝と青空に垂れ下がる花

近くから見上げると、繊細な花の印象とは対照的に、幹から伸びる太い枝が目を引きます。

まとめ

桜の近くには、浄土真宗の寺院「善徳寺」があります。
その山号は「桜樹山」。下市町の資料によれば、1340年に浄土真宗の道場となり、1503年に善徳寺の公称が許されました。

現在のしだれ桜と山号の由来に直接の関係があるかは分かっていませんが、桜のある風景と「桜樹山」という名前が重なるのは、なかなか興味深いです。

貝原のしだれ桜。
自身では訪れることのなかったこの桜との出会いは、又兵衛桜がつないでくれました。
車で1時間くらいの距離なので決して近くはないですが、わざわざ訪れる価値はありました。

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